
PCでBGM再生してると音が途切れる

自分は自営業なので、PCで仕事をしている際、BGMを流しています。
ネットラジオとかPC内に保存してあるオーディオ・ファイルを連続再生したりしているわけですが、仕事用のソフトを起動したり、ファイルを開いたりするタイミングで音の再生が止まったりします。
うっかり、音楽再生ソフトにウインドウのフォーカスが合ったままマウスのホイールを上下に動かすと、音量が上がったり下がったりしてしまい、「あっ、しまった」となり、仕事が中断されます。
このように、たかが「音楽を再生する」という単純なタスクでさえも、同じOS上で別のソフトを起動したり操作したりするだけで、意図せず音楽の再生に影響を与えてしまうわけです。
音楽の再生は別のデバイスに任せたほうが良い

「最初から仕事で使うソフトを起動しておく」「音楽再生ソフトの音量は固定しておいて変更できないようにしておく」など自衛手段はあるかと思いますが、まぁ、Windowsのマルチタスクは真のマルチタスクではないので、PCは仕事に専念させることにして、音楽の再生は別のデバイスに任せたほうが良いかと思います。
そこで考えたのは、PC内部のオーディオ・ファイルをSDカードに保存して、それを別の機器に挿してオーディオ・ファイルを連続再生させてみよう、ということでした。
SDカード内のファイルを再生できる機器はいろいろある
SDカードを挿して音楽を再生できる機器はいろいろあります。
ミニコンポ、Bluetoothスピーカー、業務用のCDプレーヤー、業務用のオーディオ・プレーヤーなどです。ただしお値段がそれなりにします。BGMを再生する程度の事にあまりお金はかけたくありません。
で、Amazonで探していたところ、安価なMP3プレーヤーを見つけました。本体にスロットが装備されていて、そこへ、microSDを差し込むことでカード内のオーディオ・ファイルを再生できるという製品です。

このMP3プレーヤーの特徴
(1)長い再生時間
100%の充電で、最大70時間の再生が可能。→実際に試してみたら16時間でした
(2)画面を見なくても楽曲操作ができる
本体前面に音楽の再生/停止、曲送り/曲戻し、主な操作ボタンを配置。電車の中などで、MP3プレーヤーをバッグやポケットに入れたまま、画面を見ることなく操作ができるので便利です。
(3)内蔵8GB、マイクロSDカード最大64GB対応
64GBのmicroSDカードを使用すれば、72GBまでメモリー拡張が可能に。約18000曲以上の音源を持ち歩けます。(32GB/16GB/8GB/4GBにも対応)
(4)ロスレス音源も再生可能:対応している音楽フォーマット
MP3(MP1/MP2/MP3),WMA,OGG,WAV,APE,FLAC,AAC-LC,ACELP。(8KHz-48KHzと1000Kbgsの範囲内のAPEとFLACに対応)
(5)付属品
MP3プレーヤー、イヤホン、USBケーブル、日本語取扱説明書
このMP3プレーヤーの厳しい点

(1)音量調整方法が面倒。
「VOL」を押してから「M」で音量UP、「VOL」で音量DOWN。音量操作が独立キーではないので、「画面を見なくても楽曲操作ができる」というのは違うかなぁ。まぁ、「楽曲操作」というのが「選曲」だけを指すなら、まぁ、音量操作は含まれないんだろうけどさ。
(2)ヘッドホンアンプの出力レベルが低めかも。
普段使いの密閉型ヘッドホン(ATH-A500Z)では音量最大で「ほど良い音量」という感じ。外へ持ち出してイヤホン使う場合、能率の良い機種以外は音量不足になるかも知れないですね。
ちなみに内蔵のグラフィック・イコライザー機能をONにすると出力レベルがガクンと落ちるので「ダメだこりゃ」状態になりました。
(3)超低音は出ない。
密閉型ヘッドホン(ATH-A500Z)で確認しましたが、PCに接続されたオーディオ・インターフェースやUSBヘッドホンアンプでは聞こえていた超低音がこのMP3プレーヤーだと聞こえません。HPF(ハイパスフィルター)のON/OFF設定とか見当たらなかったので、これはどうしようもないです。
高音質ではないですが「不快な音質」ではありません。スッキリした音質なので、むしろ長時間BGMを流しておくには望ましいかも知れません。
(4)フォルダ毎の連続再生はできないっぽい。
ウォークマンや業務用のSDカード・プレーヤーだと特に何もしなくてもフォルダ毎の連続再生できるわけですが、このMP3はできないっぽいですね。プレイリストを自動生成させると、各フォルダからつまみ食いする感じで「違うそうじゃない」的なプレイリストを作成してくれます。中華製のMP3プレーヤー「あるある」です。(過去に購入した中華製MP3プレーヤーのやつ全部がこの仕様だった)
このMP3プレーヤーの便利な点

(1)取り扱いはカンタン。
PCとUSB接続してオーディオ・ファイルをコピーするだけ。USBメモリと同じ。ウォークマンやiPhoneみたいに「専用ソフト」による転送は不要。著作権保護の仕組みが「いかに不便」か、中華製MP3プレーヤーを使ってみると非常に実感できる。
(2)WAVファイルを再生できる。
ウチでは基本的にオーディオ・ファイルはWAV形式で管理保存しているので、WAVファイルをそのまま再生できるのは助かる。
(3)小さい。
8.9 x 0.9 x 3.9 cmの外形寸法。すぐ無くしそう。前に買った中華製MP3プレーヤーも小さすぎて行方不明になったし・・・。
(4)microSDカードを手軽に挿し替えて使える。
この機能こそがウォークマンやスマホに対する最大のアドバンテージかと思う。内蔵メモリサイズが大きくてたくさんのオーディオ・ファイルを保存できたとしても、希望する特定のジャンルなどのファイルを連続再生など、いちいち曲目再生リストを事前に作成したりとか面倒くさくてやってられない。ジャンルごとのmicroSDカードを作っておいて、必要に応じて差し替えるほうがスマートだと思う。
MP3プレーヤー導入のその後

ウォークマンやスマホのように「外へ持ち出して」という使い方はしていません。ミキサーに接続してひたすらBGMを再生し続ける、そういう使い方をしています。
フル充電で70時間の連続再生イケるらしいですが、実際に連続再生をしてみたら16時間ぐらいでした。充電しながらの再生もOKでした。ただし、再生しながらの充電だとバッテリーが膨らみそうです。まぁ、価格が安いので1年保てば十分なような気がします。
下記に商品のリンクを貼っておきます。興味のあるかたはご覧になってみてください。