
高音質なヘッドホンを求めて・・・

あいも変わらず「高音質な密閉型ヘッドホン」を探しています。
現在使っている密閉型ヘッドホンに大きな不満があるわけではなくて、より高音質なモノがあれば使いたい、というただそれだけです。
モニター用のヘッドホンと言えばコレ

スタジオで使われているモニター用の密閉型ヘッドホンの定番と言えば、このMDR-CD900STです。自分も使っています。
ただし、音質は自分が非常に苦手とする傾向のキャラクターだったりします。ぶっちゃけ「嫌な音」です。
MDR-CD900STは各楽器の音が分離して聴こえます。そのため「音の欠点」をしっかり認識できるので、モニター用ヘッドホンとしては十分に役目を果たしてくれます。すごくクセの強い音なので、音楽鑑賞用にはお薦めしません。
前から気になっていたセミオープン型ヘッドホン

k240は日本国内ではそれ程ではないですが、海外では定番と言われるぐらいプロの現場で多く使われているようです。
オリジナルのk240は1975年の発売で、その後、K240DF、K240Mとリリースされ、これらは完全にスタジオ専用で600Ω仕様だったため、まぁ感度が低くて音ちっちゃいとのこと。
で、もっと使いやすく低インピーダンス(55Ω)設計で2008年にリリースされたのが今回ご紹介するK240S(k240 Studio)ということです。
手頃な価格で入手できる海外定番のモニター用ヘッドホンということでAmazonで注文しました。
このセミオープン型ヘッドホンの特徴
音楽制作のプロである“ミュージシャン”や“レコーディングエンジニア”が求める優れた音質を、コストパフォーマンス高く実現したモデル

(1)プロ用モデルのために開発された独自の「XXLトランスデューサー」を搭載。ダイヤフラムには、2種類の素材を組み合わせた「TWO-LAYERダイヤフラム」構造と中心部と外縁部で厚みを変える「バリモーション・テクノロジー」を採用。一つ一つの音を丁寧に描き出し、微細な残響音さえも余すことなく正確に再現。
(2)綿密に計算されたセミオープンエアー型の構造により、極めて抜けのよい自然なサウンドを獲得。豊かで締りのある低域と透明感溢れる中高域を出力し、音の定位や奥行きもリアルに再現。
(3)上下左右に自在に可動するイヤーカップと厚みのあるイヤーパットが、側頭部に掛かる圧力を均一に分散。長時間のモニタリングでも快適な着け心地を維持。
(4)イヤーパットは、耳全体をすっぽりと覆うアラウンドイヤータイプで、耳への負担を軽減。
(5)ヘッドバンドは、幅が広くフィット感に優れているうえ、装着するだけで長さが調整できるセルフアジャスト機能も採用。
(6)傷みやすいケーブルとイヤーパッドは簡単に交換が可能。
このセミオープン型ヘッドホンの厳しい点
(1)中高音がキツイです。
SonyのMDR-CD900STもそうですが、モニター用ヘッドホンって高音キツめです。無加工のボーカルや楽器音は「こもった感じ」に聴こえるので、k240 Studioみたいに高音強調されたモニター用ヘッドホンを使うと丁度よい感じに聴こえるかと思います。
(2)高音の質は良くないかも。
EQで8-10kHzあたりをブーストした時に汚い響きが強調される感じ。安っぽいヘッドホンに良くある傾向。
(3)音が小さめ。
今まで使ってきたヘッドホンはどれもボリューム12時の位置でOKだったが、こいつは2時の位置まで上げないと音量足りない。
このセミオープン型ヘッドホンの便利な点
(1)お安いです。
MDR-CD900ST買うお金でk240 Studioなら2台買える。
(2)EQ調整すれば非常に聴きやすい音になる。

中高音の刺激的な音をEQで抑え込めば、装着感の快適さも相まって長時間ずっと聴いていても大丈夫な感じ。
(3)装着感が楽。
軽くて圧迫感無し。長時間の作業にはもってこい。
セミオープン型ヘッドホン導入のその後

中高音が強調された音作りになっていますが、MDR-CD900STよりは抑えられた感じなので、バカみたいに音量を上げなければ耐えられるんじゃないかと思います。
装着感が良好なので、気分良くレコーディングをサポートする、という点では「役に立つセミオープン型ヘッドホンである」と言えます。
ロングセラーでパーツ類の在庫もしっかりしているので、長く安心して使っていけるセミオープン型ヘッドホンだと思います。
下記に商品のリンクを貼っておきます。興味のあるかたはご覧になってみてください。