
引っ越ししたのは良いけど、テレビどうするか・・・

奥さんの強い意向で一戸建ての家を購入。引っ越しの準備をしながらの悩みの一つに「テレビどうするかなぁ・・・」というのがありました。
マンションに住んでいた頃は地元のケーブルテレビと契約していました。ネットや電話もセットにしてお得だったので。なので引越し先でもまたケーブルテレビにするかな、と引越し先エリアのケーブルテレビ会社を確認したところ、某全国大手の会社でした。
以前、都内でその某社使っていたのですが、一部のネットワーク規制がされていて「自分の使い方には合わないなぁ」と痛感させられた経験があります。なので某社のケーブルテレビは「無し」と決定。そうなると、ネットは光ファイバーを引いて、テレビは昔のようにアンテナを立てて対応?調べたらアンテナ設置費は3~5万円ぐらい。
若い頃ならアンテナを買ってきて自分で設置してたと思います。ですが、今は屋根に登るのは無理。怖いですね。
「別にテレビ観れなくても良いかぁ・・・」と思ったりもしたのですが、ブラタモリとチコちゃんは観たいし、スカパーで海外のドラマとかもハマると結構観続けるので、やっぱり観られるようにしておくべきかなぁ、と。
以前、ネットでスカパーが観られるという記事を見た覚えがあります。
無料のゴミみたいな画質のサービスじゃないですよ。有料でFull HDのちゃんとしたやつ。
いろいろ調べて見つけたのが「ひかりTV」でした。
ひかりTVとは

インターネットでスカパー!のような多チャンネルのテレビ放送とビデオ・オン・デマンド(VOD)を視聴できる映像配信サービス。NTTの「フレッツ光」とNURO光など光ファイバーのネットワーク環境向けのテレビということで「ひかりTV」という名称になっていると思われます。運営会社は「NTTぷらら」。
視聴するためには専用チューナーが必要で、光ルーターにLANケーブルで接続することで地上波、BS、CS放送が楽しめる。テレビ本体とはHDMIケーブルで接続する。録画するためにはハードディスクをUSB接続する。
プロバイダ(接続事業者)をどこにするか
ひかりTVを利用するには光ファイバーの回線を用意する必要があります。
ケーブルテレビを利用しないとなると、光ファイバー回線はNTTが設置するフレッツ光になるわけですが、ネットへの接続を仲介するプロバイダはいろいろあります。ネットで調べて、一応3つまで絞り込みました。
・NURO光
・ソフトバンク光
・フレッツ光
最終的にはネットで一番評判の良かったと思われるNURO光を選びました。
回線速度をどうするか

ケーブルテレビを使っていた頃は室内へは光回線が入っていました。契約は1Gbps。ぴかまろで測定した時は200Mbpsぐらいは出ていたと思います。(ベストエフォートの悲しさで夜や土日祭日はガクンと落ちるわけですが・・・)
ケーブルテレビの時の教訓で時間帯によって通信速度がガクンと落ちることがあったため、できるだけ早い速度で契約しようと思いました。で、結局、NUROの2G(2ギガ)を契約。電話やひかりTVを含めた料金はケーブルテレビの時よりも若干安くなりました。(ケーブルテレビの時は電話とネット込みで1万円以上払っていた)
NURO 2Gが開通した際、ぴかまろで測定したところ400Mbpsを超えていました。ケーブルテレビの時の2倍は確保できたので十分意味があったと感じられました。
ひかりTVの特徴(Smart TV 3400)

(1)地上波放送をFull HD画質で観られる。(基本放送プラン 1100円/月)
(2)地上波、BS、CSの合計50ch。(2ねん割で1650円/月)私が契約したやつ
※ただし3年目からは2650円/月になる。
(3)チューナーレンタル料金(550円/月)
(4)ディスカバリーチャンネルを観るにはオプションで770円/月必要。
(5)4000万曲の音楽聴き放題にするにはオプションで980円/月必要。
(6)電子書籍も購入できる。
(7)クラウドで動画や写真を共有できる。
(8)Amazonや楽天のようなショッピングサイト「ひかりTVショッピング」がある。(5500円以上注文で送料無料)
ひかりTVの厳しい点

(1)常時60Mbpsぐらいのネット帯域を必要とする。
テレビ閲覧で1チャンネル分(1ストリーム)、裏録画で2チャンネル分(2ストリーム)、合計3ストリームのFull HD画質でのネット帯域を消費していて、それが60Mbpsぐらい。高速な光回線でないと「ひかりTV」にネット帯域の多くを専有されてしまい、パソコンでのネットブラウジングが遅くて使い物にならなくなります。
フレッツ光で1Gbpsのプランの場合、回線を最大32世帯でシェアするので、70Mbpsぐらいしか速度でないなんてことも・・・。70ー60=10Mbpsでは、「光回線なのになんでネットこんなに遅いんだ?」ってことになるよねぇ・・・
だからウチはNURO光の2G回線契約にして正解でした。ネットが混雑する夜、ひかりTV使って、家族がスマホ数台でネット接続しても、まだ「ぴかまろ」で200Mbps出てました。
(2)録画用のハードディスクは自分で用意する必要がある。
VODで自分が観たい動画が提供されていることは、まずあり得ないので、観たい番組をどんどん録画する必要があります。録画必須なんだからチューナーにハードディスクぐらい内蔵しておいてよ、と思います。
(3)チューナーはギリギリまで送られてこなかった。
NURO光は申し込んでから実際に使えるようになるまで約2ヶ月かかりました。屋内工事と屋外工事があって、NURO担当の屋内工事は比較的早くしてくれましたが、屋外工事がNTT担当で、こいつがとんでもなく対応が遅いです。開通までの間、モバイルWifiでしのぎましたが、1日あたりの通信容量制限が5GBぐらいしかないので、Youtube動画とか観たらアウトです。NUROが開通してから引っ越しを行うべきでした。
で、チューナーですが、NTTの屋外工事の3日前に届きました。いつ届くか特に連絡なかったので、大丈夫なのか不安でした。
ひかりTVの便利な点
(1)設定ガイド(紙の説明書)がわかりやすい。
わけわからない分厚いマニュアルではなくて、薄い設定ガイドだったのでトラブルなく一発で設定できました。
(2)コンパクトです。
W 168mm × D 159mm × H 33 mm
場所を取らないので自由に設置できます。
(3)キビキビ動作します。
ハードディスク・チューナーだとたまに動作のモッサリしたやつがありますが、このチューナーはキビキビ動作しています。
(4)NAS的な使い方が可能。

Sony PC TV Plusという3000円程度の有料アプリを使えば、PCからチューナーにアクセスして録画済の動画を観られます。チューナーは1Fのリビングに設置して、2Fの自分の部屋のPCで動画鑑賞とか、なかなかスマートです。録画予約もPCからできてしまいます。
ひかりTV導入のその後
ひかりTVは消費するネット帯域が大きいので「光ファイバーによる回線」は必須です。また、1Gbpsではなく2Gbps以上の高速回線を用意されたほうが良いと思われます。十分高速なネット回線さえ確保できれば、アンテナもケーブルテレビも必要無いです。
ひかりTVのチューナーは光ルーターのすぐ近くに設置するのが望ましいですが、それがかなわなかった場合は、高速の無線LAN中継機や、最新のPLC(電力線搬送通信)アダプターを使って、十分な屋内通信速度を確保する手段もあります。当ブログでもそういった製品を紹介しています。
高速の無線LAN中継機
https://www.huahuagj.com/blog/?p=65
最新のPLC
https://www.huahuagj.com/blog/?p=761
下記にひかりTV用チューナーに接続して使うハードディスクの商品のリンクを貼っておきます。興味のあるかたはご覧になってみてください。