
スピーカーの低音が物足りない・・・

ウチではメインのスピーカーとして、スマホなどとブルートゥースでリンクする「ワイヤレス・ポータブル・スピーカー」を使っています。ただしイラストのようにスマホとワイヤレス接続する使い方ではなくて、アナログミキサーで、テレビ、CDプレーヤー、PC1とPC2の合計4系統の音源をまとめて、その出力をポータブル・スピーカーのAUX IN端子に有線接続しています。ポータブル・スピーカー本体は32インチのディスプレイの下に設置している、という感じです。
最近のポータブル・スピーカーはなかなか良い音質で、テレビを観ている分には気にはならないのですが、音楽を再生している時は、もうちょっと低音が出て欲しいかなぁ、という感じでした。
重低音が出るポータブル・スピーカーと言えばコレ

重低音が出るポータブル・スピーカーの定番と言えば、このSoundLink Mini 2です。ただしお高い(Amazonで23000円ぐらい)ので、私の場合はバッテリー不良の中古品を購入しました。Boseでバッテリーを交換修理すると15000円ぐらいかかるので、サードパーティのバッテリーを購入して交換してみました。
しかし、使えません。一応「ピポッ」という音は鳴るのでアンプ回路やスピーカーユニット自体は壊れていない感じですが、バッテリーがエラーで、そこから先正常動作しない感じです。
製造時期によってバッテリーの種類が違うようで、別の種類のバッテリーを追加購入して試してみましたが、それもNGでした。
で、3種類あるバッテリーの最後のやつを購入して試してみてもNG。全種類のバッテリーを試しても全滅ということで、もうBoseは諦めました。
中古市場でバッテリー不良のSoundLink Miniが大量に出回っていますが、Boseポータブル・スピーカーの中古品はリスキーだなと感じました。
次に手を出してみたポータブル・スピーカー

Boseで懲りたので、今度はちゃんと新品を購入することにしました。ただし、2万円超は嫌です。Amazonで探してみたところ見つけたのがコレです。お値段は1万円ぐらい。重低音モデルと書いてあります。
このポータブル・スピーカーの特徴
(1)防水・防塵(IP67対応)・防錆でお風呂、キッチン、海、アウトドアでも使えるワイヤレススピーカー
(2)存在感のある低音を実現する「パッシブラジエーター」を2基搭載
(3)Φ約42mm口径のフルレンジスピーカーユニットを2基搭載し高い音圧と力強い低音を実現
(4)歓声や拍手、余韻成分を効果的に拡散できる「ライブサウンドモード」搭載
(5)4時間の充電で最長12時間再生できるバッテリーを搭載
(6)ストリーミング配信など圧縮音源の高音域をクリアに再現する「DSEE」搭載
(7)迫力の重低音を楽しめる「EXTRA BASS」モード
このポータブル・スピーカーの厳しい点
(1)重低音がキツ過ぎます。
EXTRA BASSモードが標準でONになっているわけですが、重低音がキツ過ぎます。クラブとかディスコじゃないんだから勘弁して欲しいです。EXTRA BASSモードをOFFにすると、今度は音がスカスカで話になりません。
(2)円柱過ぎて転がりやすい。
まぁ、デザインにこだわって円柱にしたのでしょうけど、円柱過ぎて転がりやすいです。安定して設置できない感じ。
(3)設定関係はBluetoothでスマホから。
そんなに多機能じゃないのだから、設定関係は本体だけでできるようにして欲しかったですね。
このポータブル・スピーカーの便利な点
(1)Boseに比べてお安いです。
重低音対応のポータブル・スピーカーが新品で1万円以下。
(2)しっかり低音が鳴っています。
重低音モデルと言うだけあって、しっかり低音が鳴ります。ただし鳴りすぎ。古い音源など中音がやたら強調されているモノなら再生すると気持ち良いバランスになりますが、最近の低音がしっかり入っている音源だと過度な低音が耳障りです。
しかし設定で改善は可能です。
(3)スマホ接続でEQ設定が可能。

Sony Music Centerというアプリを起動して、Bluetoothを使って接続すると本体だけでは操作できなかったEQを調節できるようになります。
低音/中音/高音の3バンドですが、EXTRA BASSがONの状態で低音のEQを最小にまで下げると、ちょうど心地よい低音になります。これが無ければ、このポータブル・スピーカーは「使えねーやつ」になってしまうところでした。
(4)AUX IN端子を装備している。

後継機種のSRS-XB23はAUX IN端子が無くなってしまいました。Bluetoothのポータブル・スピーカーはレイテンシー(発音の遅れ)があります。なので、テレビを観る際、クチの動きと音声とにずれがあって気持ち悪いです。また、アナログミキサーで複数の音声をミックスした後Bluetoothを使うためには、「Bluetooth Transmitter」が必要になります。音声をデジタルに変換して更にデータ圧縮を行うので、音質面では劣化します。(その劣化を感じ取れるかどうかは別として)
あと、私の経験から、WiFiとBluetoothをONにしたPCで外付けオーディオ・インターフェースを使う場合、不定期に「ボスッ」というノイズが混入します。無線関係のデバイスがオーディオ・インターフェースに何らかの悪影響を与えるみたいです。なので、ウチではオーディオ・インターフェースを接続したPCのWiFiとBluetoothはデバイスを完全に無効にしてあります。これで不定期なノイズは無くなりました。
なのでポータブル・スピーカーはWiFiで使うつもりはありません。有線接続の一択です。だからAUX IN端子を装備していないポータブル・スピーカーは使えません。私は旧型機種のSRS-XB22を敢えてチョイスしたのはこの理由からです。
(5)スタンバイモードをOFFにできる。
他社のポータブル・スピーカーでは、しばらく音声入力がないと自動的にスタンバイモードになってしまいます。そして、スタンバイモードはOFFにできません。なので、スタンバイモードからの復帰の際、しばらく音が鳴らなかったりするわけですが、このポータブル・スピーカーでは、スタンバイモードをOFFに設定できるので、いつでも確実に音が鳴ります。バッテリーを使うわけでもなく、充電ケーブルをつなぎっぱなしの状態で「常設スピーカー」として使うことになりますが、普通のスピーカーとして使える、というのは大きなメリットだと言えます。
ポータブル・スピーカー導入のその後
LEDのイルミネーションがきらびやかでキレイですが、常設スピーカーとして使うにはウザいのでLEDをOFFにしました。(スマホのアプリで設定できる)
このポータブル・スピーカーでEQ調整やイルミネーションのON/OFF、AUX IN入力ができることは非常に重要です。なぜならば、それらの機能があるからこそ、このポータブル・スピーカーは「役に立つ」わけです。
旧型機種ということで価格もこなれているので、今回もう一台購入しました。有効活用していきたいと思います。
下記に商品のリンクを貼っておきます。興味のあるかたはご覧になってみてください。