
キーホルダが取れた・・・
いつものようにクルマを運転しようとハンドル側のキーエントリーにキーを差し込んだところ、キーホルダが落ちました。ポトッと。
よく見るとキーホルダのリングを引っ掛ける部分(名前なんて言うんだろ?フック?)が切れていました。
イモビライザータイプのキーではありますが、古いクルマなのでキーも経年変化で壊れた感じです。
試してみたこと
アマゾンでシリコン製のキーカバーとキー自体のガワ(ホンダ車用)を購入。
シリコン製のキーカバーはちょっと丈が長くてキーが上下に動いてしまいます。
キーのガワはプラスチック成形自体がダメダメで、表側のカバーと裏側のカバーを合わせてもちゃんとハマりません。位置が合わないとかではなくて、爪とか噛み合うハズの部分の成形がまるで別モノというか・・・
リューターで加工してどうこうできるレベルでは無かったので諦めました。
くっつけるしかない
こうなるとあとは切れた部分をくっつけるしかないです。
プラスチック用の瞬間接着剤を使うことを考えました。ただ過去の経験から瞬間接着剤はくっついたとしても耐久性に難ありです。割とすぐに取れます。
そこで思い出したのが、Youtube動画の「おじさんの休日」で紹介されていた欠けたプラスチックを盛って修理できる特殊な接着剤でした。商品名を忘れていたのでYoutube動画で再確認してアマゾンで注文しました。
BONDIC 液体プラスチック接着剤

写真の黒い筒の中に接着剤が入っています。オレンジのキャップと半透明の部分がランプで、ボタンを押すと先端から紫外線が照射されます。
紫外線を4秒間照射すると塗りつけた接着剤が完全に固まる、そういうしくみです。
この液体プラスチック接着剤の特徴
(1)主な用途1:プラスチック、金属、木材、石、レンガ、セラミックなどの修理、修繕、整形
(2)主な用途2:家庭用品の修繕、電気製品の修理(低電流・低電圧)
(3)主な用途3:プラモデル制作、小型造形、DIYなどのホビーに
(4)主な用途4:アクセサリーの修理やパイプの水漏れの修繕に
(5)主な用途5:プラスチック部品のスペア成形
(6)製造国:カナダ
(7)使用できないもの:ポリエチレン(食品容器等)、ポリプロピレン(CDケース等)、フッ素樹脂(テフロン)、 シリコーンゴム(パッキン等)、食器のひび割れ、接着面が小さいもの、発泡スチロール、アクリル樹脂等
(8)低電圧接続(低電流)を絶縁した時のみ使用してください。AC電圧50ボルト、DC電圧120ボルトまで適用できます。高電圧範囲(200~245ボルト、AC50/60Hz以上の交流)で構成部品を絶縁、結合及び/または欠陥を修復するのに適していません。
(9)釘、ネジ、プラグ、合わせ釘の代替品にはなりません。
(10)様々な材料の異なる熱膨張係数から、高い温度差の状態ではBONDICは取り外れやすくなります。 size:1.9cm17.8cm3.2cm
この液体プラスチック接着剤の厳しい点

(1)お安くはないです。
他に類似商品を知らないので、まぁ付加価値あるための価格設定かと思います。
(2)フタが開けにくい。
左にひねって引っ張ってフタを開けるのですが、写真でフタが取れた状態をちゃんと確認しておかないと、フタより内側の部分をつまんでひねってみて「ぜんぜん開かないじゃん」ってことになります。
(3)液体が出にくい。
出過ぎを恐れて控えめにカートリッジの側面を挟んで押しても液体が出てきません。強めに押すと今度は出過ぎ。ちょうど良い量を出すにはコツがいります。
この液体プラスチック接着剤の便利な点

(1)接着剤を塗って、付属のランプで紫外線を当てて「4秒」で確実に固まります。
(2)確実に固まるので、すぐ続けて盛り付けることができます。
(3)瞬間接着剤のように白く変色しない。
(4)瞬間接着剤のようにすぐ取れたりしない。

液体プラスチック接着剤導入のその後
接着剤としては、お高いお値段なので普通なら躊躇しますが、Youtube動画を先に見ていたので購入に踏み切ることができました。
すぐに固着して強度もあるので大変満足しています。
もしキーをディーラーで新調するとなると2万円ぐらいかかるそうなので、アマゾンでの無駄な買い物を含めても充分に費用対効果がありました。
今後もプラスチックのパーツが折れたり欠けたりした場合に有効活用できそうです。(そういうパーツに限って交換品が無かったり、あっても高かったりするので)
下記に商品のリンクを貼っておきます。興味のあるかたはご覧になってみてください。