【msi GeForce GTX 1050 Ti 4GT LP】グラフィックス・ボード ロー・プロファイル対応 Sandy ブリッジ・マザボで使えるグラボ

グラボはYoutubeをFHDで再生できれば合格

 長年使ってきたvaio。特に不満は無かったけれど、半年ぐらい前からYoutubeにアップする動画を編集するようになってから力不足を感じるように・・・
CPUはcore i7に載せ替えたので、あとネックになるのはグラボ。だけど、グラボ載せ替えられないvaioなので、PCを更新することにしました。

 hpで最新のゲーミングPCを購入。
vaioはそのまま使って、ゲームで遊んでいるウチに「このPCはゲーム専用にしておいたほうがいいな」と思うようになり、ゲーミングPCほどの性能は無くても、そこそこ使えそうなPCを中古で購入。

 Dell XPS8300という機種。2011年と古いモデルですが、Sandy Bridge世代で実用的な性能を持っています。

 vaioで使っていた環境をすべて移植して、メモリも倍の16GBとなって「快適ですね」と思っていたのですが、Youtube動画の再生で、何かvaioよりもパフォーマンス悪い感じ。カクついたり、画質が粗くなったりします。動画編集ソフトでも、vaioよりももたつきます。仕方ないので動画編集だけはゲーミングPCでやるようにしたのですが、使用するオーディオ・インターフェースが違うためか、具合が悪いです。

 「こりゃグラボを交換する必要があるな。」

 というわけで情報収集を始めました。

 Sandy Bridge世代のPCは最新のグラボが使えないようです。
最新のグラボは「UEFI」にのみ対応しています。

UEFIについての説明
https://pcinformation.info/pcparts/uefi.html

 Sandy Bridge世代は、UEFIの前の「BIOS」を使っていて、最近のグラボは「BIOS」には対応していないから、使えない、というわけです。


なら、古いBIOSに対応したグラボを買えばいいじゃない。

 いや、まぁ、確かにそうなんですけどね。それが言われるほど簡単じゃなかったです。

 実は今回のグラボにたどり着くまでに、3回、失敗しています。

(1)GTX670 ヤフオクで購入
画面にチラツキがある。

(2)GT640 ヤフオクで購入
まったく使えなかった。(別のPCでは使えた)

(3)GTX660 ヤフオクで購入
画面にチラツキがある。

「画面にチラツキ」というのは、BIOS画面では大丈夫なんですよ。Windows起動してから症状が出る。Nvidiaのホームページで入手できる全バージョンのドライバ(20個ぐらいありました)試してみてもダメ。

いずれの機種もBIOS仕様の古いマザボで使えるとされるグラボです。

 「ヤフオクの中古グラボは使えないな」というのが私が出した結論。

 Sandy Bridgeで使える現行販売品のグラボを見つけなきゃダメだ、ということになりました。(無駄なお金使っちゃいましたね)


最初から新品のグラボを買うべきだった

msi GEFORCE GTX 1050 Ti

 「XPS8300 GEFORCE」で検索して見つけたのが、「XPS8300でGTX 1050 Tiが使えた」という情報。GTX 700番台を最後に、それ以降のグラボはUEFIオンリーになったのでダメだと思っていたのですが、実に耳寄りな情報です。

 「万が一XPS8300で使えなくても別のPCで使えばいいさ」的な打算もあって、Amazonでポチりました。

 届いた「GTX 1050 Ti」をXPS8300へ装着したら、あっさりと起動。ドライバを当てた以降、当然画面のチラツキなんてありません。YoutubeでもFHDも普通に再生されます。動画編集ソフトでも快適です。まったく安定して使えています。

 ヤフオクで3つもいらんグラボ買う前にこの情報見つけていればなぁ・・・

グラボは新品に限る

 これが私の得た教訓です。


GTX 1050 Ti 側面
GTX 1050 Ti 接続端子の様子

このグラボの特徴

(1)GeForceの第10世代だがXPS8300(Sandy Bridge)で使えた
 GeForceの場合、例えば「GTX 1050」だと、「10」が世代数、「50」がグレードを表すそうです。

(2)補助電源不要
 省電力なのは助かります。

(3)メモリ4GB搭載
 動画編集だと2GBあれば足りますが、ちょっとゲームで遊ぶなら、たくさんメモリ積んであるに越したことはありません。

(4)ロー・プロファイル対応
 事務用のコンパクトサイズのPCをゲーミングPCに改造するには最適かと。


このグラボの厳しい点

 まぁ、ほとんど言いがかりかも知れませんが、補助電源無しでできるなら、1スロットにして欲しかったですね。


このグラボの便利な点

(1)XPS8300(Sandy Bridge)でも使えた
 9年前の古いPCで現行販売品のグラボが使えたことは大いに意義があります。

(2)ロー・プロファイル対応
 業務用のコンパクトサイズのPCは中古で溢れています。そういうのがこのグラボと組み合わせることで、ゲーミングPCとして使えるようになるなら素晴らしいことかと。


グラボ導入のその後

 Sandy PCを延命さえるには良いグラボかと思います。
ウチにはRTX2060を搭載したゲーミングPCがあるので、最近の重たいゲームを遊ぶならそっちを使います。Sandy PCはメインで仕事で使うPCです。

 一番重い処理は動画編集です。あとはwifu2xで解像度低い写真の補正をかけるぐらいですね。(wifu2xはCUDAに対応しているので、GeForce使うととんでもなく処理が早いです)

 このグラボがあれば、Sandy PCでもあと3年は戦えそうです。

 長文をここまでお読みいただきましてありがとうございました。
下記に商品のリンクを貼っておきます。興味のあるかたはご覧になってみてください。