【PCIe Firewireカード】IEEE1394 PCI Express アダプタ 3ポート(6ピン×2ポート、4ピン×1ポート) ロー・プロファイル対応

USBだけで済まないこともある

 以前は音楽制作の仕事をやっていた関係で、今では趣味で音楽ファイルの編集や加工などをやっています。プロ用の特殊な機材を使っていますが、音楽制作の現場ではMacintoshが中心に使われていて、当然、周辺機器はMacintoshとの接続を前提とした設計になります。

 現在のMacintoshはUSB端子を装備していますが、以前はFirewire端子を装備していて、周辺機器もFirewire端子を装備していました。オーディオ・インターフェースでプロ用の機材と言えば、まぁ、Firewireでの接続だったわけです。

 FirewireはMacintoshだけの規格ではなくて、miniDVやi-Linkと呼ばれる規格と同じです。SONYが販売していたビデオカメラとPCを接続するデジタル端子がこいつでした。

 で、Windows環境でもSONYのvaioパソコンにはminiDV端子が装備されていて、ビデオ機材は当然として、Firewire機器(オーディオ・インターフェース)も接続して使えました。

 私はvaioでUSBで1台、Firewireで1台、合計2台のオーディオ・インターフェースを接続して音楽編集に使っていました。

 ただし、Youtube投稿をするために動画編集をするようになって、vaioの非力さを痛感するようになり、高性能なPCを導入することにしました。
 問題は新たに導入するPCには、Firewire端子が装備されていない、ということです。USBだけでも、まぁ、制作できないわけではないですが、高音質なFirewireオーディオ・インターフェースを使えなくなるのはもったいないと思いました。


IEEE1394 PCI Express(Firewire)のインターフェース・カードを増設すればいいじゃない

 そうです。
動画編集するためのPCには当然、グラフィック・ボードを差すわけで、PCIスロットの1つぐらい余裕はあります。ならばそこへIEEE1394のインターフェース・カードを差せば良いだけです。


Firewireカードは思ったほど高くない

Firewireカード

 Amazonで探したら、あっさりと見つかりました。2000円以下で思ったほど高くないです。ハズレは引きたくないので、「Amazon’s Choice」のモノを選びました。

基板の様子
3つのFirewireポート(端子)を装備

このFirewireカードの特徴

(1)6ピン×2、4ピン×1の3ポートを装備

(2)プラグ&プレイ。OSの標準ドライバで動作

(3)Firewire 800/400/200/100で動作

(4)ロー・プロファイルPCI対応

(5)ケーブル1本付属


このFirewireカードの厳しい点

特になし。普通に使用できています。(Windows7 Professional 64bit)


このFirewireカードの便利な点

(1)ポート数が多い
 FirewireはUSBと違いデイジーチェーン(数珠つなぎ)ができますが、複数の機器を接続するには、最初からポート数が多いほうが助かります。

(2)ケーブルが1本付属している
 Firewireケーブルを取り扱っている家電量販店はあまり多くないし、今や希少ということもあってお高いです。なので最初から1本付属していると助かります。

(3)ロー・プロファイルPCIに対応
 小型PCにも装着できるので便利です。


Firewireカード導入のその後

 私のように未だにFirewire機材を使う人にとっては、こういうインターフェース・カードは必需品です。
 WindowsでもFirewire機器が使えるから安心して機材を購入できます。

 FirewireはUSB2.0に比べて通信速度も早く、通信品質も安定しているので、動画や音声を扱うには適していると言われています。USBの場合、同時にいろいろな機器を接続する関係から、オーディオ・インターフェースで突発的なノイズが乗ったり、音が突然途切れたりなど、トラブルをいくつか経験しています。

 Firewireは、オーディオ・インターフェースしか接続していないため、そういいったトラブルには遭遇していません。また、ヤフオクやメルカリなどで売りに出される旧型のプロ用高級オーディオ・インターフェースの多くはFirewire専用機が多いので、USB対応の同程度の機器よりも安価に入手できることが多いです。

 ただし、機材のコンディションの問題で売りに出された場合も多いので、安いからといって入手してみたら、実は故障していた、ということは当然あります。そういうモノは当然ジャンクで出品されていますので、「故障が前提」です。初心者のかたにはお勧めしません。自分は同型機を複数台入手して、共食い修理しています。

 長文をここまでお読みいただきましてありがとうございました。
下記に商品のリンクを貼っておきます。興味のあるかたはご覧になってみてください。