
何かメモリの消費が激しい・・・

私はいわゆる「Sandyおじさん」で、ウチのメインのPCは2011年発売の古いモデルです。しかも最近購入した中古品という・・・
まぁ、そんな代物を使う理由は、お気に入りの周辺機器(オーディオ・インターフェース)のドライバソフトにWindows10用が無い、という事情です。
あとは、現状、Windows7で困ることが無い、というのもあります。
一応、hpの最新モデルのゲーミングPCもあるので、Windows10じゃなければならない場合が出てきても対応はできるかと思いますが・・・
で、メインで使っているWindows7 PCですが、メモリが16GB積んでいるにも関わらず、メモリ消費が多すぎる気がします。上に貼り付けたメーター表示の画像ですが、メモリ使用量が「60%」に達しています。
なにかウイルスとかマルウェアとか余計なタスクが起動してるのではと思い、タスクマネージャーを調べてみたら、メモリ使用の多くが「ブラウザ」によるものでした。
現在、2つのブラウザを使っていて、複数のページが常に開かれた状態になっています。ヤフオクと知恵袋は違うアカウントなのでブラウザを使い分けていたり、GmailやAmazon、Youtubeなど、自分が販売や制作に関わっているサイトは常に開いた状態です。
で、興味のあるYoutube動画を探して鑑賞とか始めると、メモリ使用量は一気に上がってくるのでヤバイです。メモリ不足でクラッシュとかしたら、たまったものではないです。
仕事に必要のないサイトを開いている場合は閉じて、メモリークリーナー等のツールを使ってメモリの掃除をしていますが、メモリ消費量はあまり改善されません。PCを再起動してブラウザで必要ページを開いだだけではメモリ消費量少ないのですが、使っているうちに気がつくと上記の状態になっています。
同時にいくつものサイトを開く、という使い方を改めない限り、このメモリ消費問題はつきまとうものと思われます。
メモリが足りないなら、増やせばいいじゃない

と、かのマリー・アントワネットさんも申しております。(いや、申してないって)
ウチのSandy Bridge搭載PCでは、メモリを最大32GBまで使えるみたいなので、刺さっている4GB×4枚を8GB×4枚に交換してみようと思います。
Amazonでメモリをポチりました

写真のメモリを購入。panramというブランドは初めて買いました。CFDさんによる販売です。
panramとは

台湾のメモリ・メーカーで現地の表記では「品安科技股份有限公司」。「股份有限公司」というのは「株式会社」のこと。「科技」は想像できる通り「科学技術」を扱う「業種」を表します。なので会社名としては「品安」(ピンアン)となります。日本人だと「品物が安いってことか」と思ってしまいますが、この場合は「品質が安心できる」って意味かと思います。中国語では「安い」は「贱」とか「便宜」という表現をしますので。
品安科技股份有限公司(Panram)
https://www.panram.com.tw/
私はこのブランドを知りませんでしたが、もう20年以上、大手にメモリをOEM供給している中堅ブランドだそうです。
「Panram」とは
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/645731.html
CFDとは

この会社名を知らないってことは、私はだいぶ長いこと自作PCやってないことがバレます。
メルコのグループ会社で、「玄人志向」のPCパーツを販売しています。「バッファロー」もグループ会社だそうです。
で、そのCFDがPanramの正規日本代理店として、メモリを輸入販売しているという感じだと思います。
このメモリについての所見

一般的なブリスターパック包装です。
パック側面は融着処理されていないので、すぐ開いてメモリを取り出せます。

黒いチップが8個なので「ECCじゃないメモリ」(エラーチェック機能の無いメモリ)です。サーバーでもない限り、普通はECC非対応なので、間違ってECCメモリを買ったりすると悲惨です。黒いチップが9個あったらECCメモリらしいです。
メモリ32GB実装しました

8GBのメモリを4枚実装しました。
メモリ使用量のメーター見たら27%です。
16GB搭載時が60%ですから、使用率はまぁ、だいたい半分ぐらいになっています。これならYoutube動画のページをいくつか開いても、そう簡単にはメモリ不足にはならないでしょう。
メモリの永久保証って?

「永久保証」なんていう単語が書かれていますが、panram側が言い出したことなんだろうなぁ・・・。中華圏の方々はこういう「パワーワード」が好きだから。
まぁ、保証規定をよく読むと、そう単純なモノじゃなさそうです。
「本保証書」ってありますが、この紙が「保証書」かどうかとは明示されてないですね。
「保証期間内においても下記の場合は、有償修理となります。」とあって、以下、有償修理となる条件が箇条書きされていますが、ツッコミどころが2箇所あります。
「販売証明(レシート等)の場合」
常識的に考えれば、「レシートが無ければダメだよ」ってことですが、明らかに誤植のこういう書き方では、意味不明なのでダメかと。
「使用者の変更並びに使用機種の変更によって生じた故障及び損傷。」
「仕様が適さないマザボに差しての故障はダメだよ」ってことを言いたいのだと思いますが、適した仕様を確認した上で、別のマザボに差すことは有り得るわけで、それもダメというのはどうかなぁ・・・
もっと言えば、世の中に「永久」なんてモノは存在し得ないので、軽々しく「永久」なんて言葉を使わないで欲しいです。永久に存在し続けた会社法人なんて誰も確認できていないのですから。台湾メーカー側の強い意向でたぶん断われなかったのでしょうけども。
このメモリの厳しい点
まぁ、「永久保証」については先に書いた通りです。
高性能なPCに乗り換えたら、当然このメモリも使わなくなるので、別に永久保証とか「絵に描いた餅」はいらないですね。
あと、この製品自体に問題があったわけではないとは思いますが、実装させる際にトラブルがありました。
8GBを4枚刺したらPCからBeep音が出ました。試しに、1枚減らして3枚にしたらBeep音は無くて、BIOS画面でも24GB実装と表示されていました。
しかし、8GBを1枚戻して4枚とすると、またもやBeep音。
試しに8GB3枚と4GB1枚にしたらOK。BIOS画面でも28GB実装になってました。
その状態でBIOSの設定値をSAVEして、PCの電源をOFF。
4GBのメモリを8GBと入れ替えて電源ONしたら、今度はあっさりと起動しました。
いやぁ~、危うく8GBのメモリが無駄になるところでした。
このメモリの便利な点
パッケージに封印シールとか無くて、すぐにメモリを取り出せたことですね。
もちろん、もしブリスターパックの側面が融着とかで固められていたりすると、ハサミとかカッターとか使って、あるいは無理なチカラを加えてパッケージを開けたりして、開封時の破損のリスクが高まります。静電気も怖いですしね。
実店舗ではガラスの鍵のかかるショーケースに展示されての販売とかでしょうから、別に封印シールとかブリスターパックの側面を融着してガッチガチに固めるとかいらないですよね。
封印無しによる何らかの細工をされるリスクは製造工場内だけで、工場内で海上コンテナに積み込まれた後はコンテナの扉が物理的に封印されるので、出荷後の異常はまずあり得ない、工場内での品質管理がしっかりしていれば、まず問題は起こらないし、そういった意味での「永久保証」宣言なのかも知れません。
メモリ導入のその後
メモリの実装後から数ヶ月経ちますが問題なく使用できています。
古いPCをパワーアップするなら、コスパの良いメモリは必須かと思います。
CPU交換はもちろん有効ですが、メモリはとりあえず使える最大容量を積んでおくのが良いと思います。
メモリ最大搭載、CPUも交換で、それでもPC動作が重いと感じたら、それはPC買い換えろってことです。
長文をここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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